当院の発熱外来
当院では現在も発熱外来の診療を行っています。新型コロナウイルス感染症は5類になったとはいえ、他にも様々な感染症が存在します。
そうした感染症のリスクを最小限に抑えて受診される全ての患者様が安心できるよう、空間的隔離可能な発熱外来を継続しています。
発熱外来では、新型コロナウイルスの抗原検査やPCR検査が必須ということではありません。症状や経過、年齢、基礎疾患、環境、ライフスタイルなどから必要な検査を見極め、相談した上で実施しています。
2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症に関する医療費は保険診療となっており、抗原検査やPCR検査などの公費負担は終了しています。また、1部の治療薬は保険適用されない場合もありますので、あらかじめご了承ください。
なお、発熱外来での診察室は通常とは別の部屋であり、検査・処置・治療のためのユニットがなく、感染症検査以外の検査やユニットを用いる処置・治療はできません。
ただし、新型コロナウイルス検査が陰性等、発熱外来診察で感染リスクがほとんどないと判断できた場合には、通常の診察室で吸引などの処置を行うケースもあります。
下記に当てはまる場合には発熱外来の予約をお願いしています
- 37.5℃以上の熱がある
※ご来院前の体温は平熱でも、院内での検温で37.5℃以上の場合は、発熱外来受診となり別室へ移動頂きますのであらかじめご了承ください。 - 37.5℃以上の熱はないが、新型コロナウイルスやインフルエンザ等感染者と濃厚な接触があり、鼻水や咳など風邪症状がある
- 37.5℃以上の熱はないが咳や鼻水など風邪症状があり、新型コロナウイルスやインフルエンザ等に感染した疑いがあると判断できる
発熱外来の検査
基本的に10分程度で結果がわかる感染症検査を行っています。検査は、症状や経過、年齢、基礎疾患、環境、ライフスタイルなどを考慮した上で総合的に判断し、相談してから行っています。
なお、新型コロナウイルスPCR検査の結果を提出する必要があるなどの場合はPCR検査も行っていますが、外部委託のため結果は翌日以降となります。
10分程度で結果がわかる検査
新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、溶連菌、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス検査
RSウイルス検査の保険適用は１歳未満の乳児に限られます。ヒトメタニューモウイルス検査の保険適用は6歳未満で肺炎が強く疑われる場合に限られます。
これらの保険適用基準に該当しない場合に検査を希望される場合は自費での検査になります。その場合、診察代や処方代なども自費での負担になります（混合診療を避けるため）。
結果は翌日以降となる新型コロナウイルスPCR検査
検体の採取は院内で行いますが、検査自体は外部委託ですので、結果が出るのは翌日以降です。
新型コロナウイルス感染症が疑われる場合、抗原検査とPCR検査が可能であり、患者様と相談した上で実施しています。
当院で行っている抗原検査は精度が高く、すぐに結果がわかりますが、PCR検査は比較的費用が高く、結果も翌日以降となることから、当院では抗原検査をお勧めしています。
ただし、PCR検査の結果提出が必要などの場合には、医師にご相談ください。
診察の流れ
Step1発熱外来予約
電話で発熱外来を予約し、指定時間にご来院ください。
Step2ご来院
予約時間にご来院、お電話を頂き、発熱外来専用診察室にご案内します。
Step3診察
発熱外来専用診察室で、医師が診察し、必要と判断された検査を行います。
10分程度で結果がわかる検査を行った場合は、結果をお伝えした上で可能な処置や治療、処方について患者様と相談した上で行います。
Step4お会計・処方箋
発熱外来専用診察室で、お会計と処方箋のお渡しをしています。